宮古島 緘黙っ子の親の会(ゆりの会)

誤解されることが多い場面緘黙。話したくても話せない子どもたちの思い、ご理解お願いします。
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啓発活動⑫ 場面緘黙講演会開催(H29.2.5)

2月5日(日)宮古島市中央公民館において、長野大学准教授の高木潤野先生を講師にお招きし、
場面緘黙講演会を開催することができました。

宮古島では、講演会前日から当日にかけて、地域のイベントが多く重なる中、
予想を上回る187名の方がご来場くださいました。
参加者の中には、沖縄本島や石垣からのご参加もあり、
また、お忙しい時間の合間をぬって駆けつけてくださった方も多数いらっしゃいました。
その他にも、開催前まで、島外からのお問い合わせも数件あり、
緘黙支援の関心・期待の高さを感じました。
途中、資料やお席が足りなくなりご迷惑をおかけしましたが、
参加者の皆様のご協力のお陰で、無事進行することができました。
ご協力くださった皆様へ、深く感謝いたします。

高木先生のご講話では、最初にICF(国際生活機能分類)をもとに緘黙についてご説明いただき、
氷山モデルやその人の背景にあるもののアセスメントの大切さ、
スモールステップに基づく目標の立て方・合理的配慮の方法など
たくさんの内容でご講話いただきました。
ご講話の後、事前質問や会場からのご質問にもお答えいただきました。
その中には、沖縄ろうきんの方から、金融機関に求めることについてのご質問もありました。
高木先生は事例を紹介しながら、
「社会全体の人が、場面緘黙の環境因子になっている。
過剰なコミュニケーションを求めるのでなく、場面緘黙に限らず、
誰にとっても居心地の良い環境を整えていってほしい。」と期待を込め、ご回答くださいました。

参加者の皆さんから、たくさんの感想をいただきました。
ブログ掲載許可をいただいた方の中から、その一部を掲載いたします。

・養護教諭
「配慮のしずぎが、緘黙の継続になりかねない子もいる」という言葉がとても印象にのこりました。見極め(アセスメント)の重大さが、ますます感じられました。
そのためには、学校・保護者・関係機関の連携が大事!つながりを大事にしていきたい。

・保健師
良かれと思っている環境因子が、負の方向に働くときがあるというのも、驚きでした。
緘黙の人が過ごしやすく、プラスの方向にはたらく場をつくることが大切と感じ、
私も、その環境づくりに努めたいと思いました。

・心理士
「場面緘黙の治し方」という項目には、衝撃を受けました。
(「できないことをできるようにする」ではなく、「その人らしさ」を発揮できること)

・教育関係者
環境の変化を活かした介入、話せる場面を広げる方法などを具体的に試してみたい。
困っている子に手を差し伸べる気持ちと同時に理解することの意味、そのための知識をもちながら。

・30代、女性
今、社会全体が不寛容になっていて、居場所を作ることが大変になっていると思う。
コミュニケーションの能力は、もちろん高いほうがいいけれど、そういう人間ばかりではない。
いろんな人がいて当然だということ。その当たり前のことを、まずは再認識することが
大事だし、こういう症状があることを周知することが大切だと思う。
どんどん発信して、多くの人が知ることが大事だと思う。

・30代男性
参加者がそれぞれの場所で、自身にできることを考え、行動することにつながる講演会になったと
感じます。

・40代 女性
発達障害の子の保護者です。
近年、発達障害に対する理解支援が整ってきたので、私達親子も育てにくさが改善し、
学校(社会)で過ごしやすくなっていて、とても幸せに過ごしています。
今後「場面緘黙」に関することも、どんどん理解が進んでいって、
困っている親子が笑顔になれるといいなと思います。
うちの子のクラスにも、場面緘黙のお子さんがいて、何かできることはと思い、
今日の講演会に参加しました。とてもわかりやすく前向きになれる講演会でした。

その他にも、今後の講演開催への期待や当会への激励のお言葉もたくさんいただきました。

参加者の中には、経験者の方や、場面緘黙が自分の経験と重なったため参加された方もいらっしゃいました。
参加された方々の職種としては、上記以外に、保育士さん、介護福祉士さん、訪問看護師さん、
理学療法士さん、作業療法士さん、相談支援専門員さん、塾や習い事の先生など、
たくさんの職種の方がご参加くださいました。
また、親の会の子ども達のお友達やその保護者の方も参加してくださいました。

皆様のご協力のお陰で、緘黙について考える有意義な時間となりました。

以下は、講演会の様子です。
H29.2.5場面緘黙講演会

講演会展示

展示コーナーでは、去年お世話になったかんもくフォーラム実行委員会を中心に、
かんもくネットさん、かんもくコネクトさん、関東つぼみの会さん、広島あゆみの会さん、
かんもくの声さん、場面緘黙を考える会 富山さん、Okinawa緘黙当事者の会さん(活動休止中)、
沖縄緘黙親の会さんのご協力を賜りました。
また、「場面緘黙を知ってください」という4つの動画も紹介させていただきました。

緘黙経験者の作品も展示いたしました。
こちらでは、展示されていた作品とは別で、掲載許可をいただいた作品を掲載いたします。
作品紹介

Mちゃんイラスト①

Mちゃんイラスト②

地元の新聞社さんにも、今回の講演会を記事にしていただきました。
下の青文字をクリックすると、記事の内容がご覧いただけます。
 「宮古新報 場面緘黙講演会記事」 

高木先生は、3月に本を出版されます。
下記の青い文字をクリックすると、本の詳細をご覧いただけます。
 「学校における場面緘黙への対応 合理的配慮から支援計画作成まで」 

講演会開催にあたり、高木先生には、大変お世話になりました。
また、私達親の会といたしましても、かんもくフォーラムへ参加させていただいた経験を活かすことができました。

開催から1週間たった今でも、
「先生の説明が丁寧で、わかりやすかった」「私たちの関わりが大事なんだね」
「緘黙への考えが変わった。良い講演会だった」
「いろんなことに応用できる内容だった。もっと知りたい。」など、
たくさんのご感想をいただいています。
かんもくフォーラムでは、緘黙への理解の輪が広がっていくことを、
タンポポの綿毛に喩えています。
ここ宮古島でも、タンポポの綿毛がたくさん飛び広がっているのが感じられます。

高木先生、ご来場の皆さん、そして周知・運営にご協力くださった皆様に、
心より感謝申し上げます。ありがとうございました
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