宮古島 緘黙っ子の親の会(ゆりの会)

誤解されることが多い場面緘黙。話したくても話せない子どもたちの思い、ご理解お願いします。
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活動報告⑫-2 H26.11.29(土) 言語聴覚士さんとの情報交換会

言語聴覚士さんを招いての情報交換会の中で、
会員も、日頃の子どもとの関わりについて、話し合いました。

・第三者との信頼関係について
子どもとの会話から、この人には心を開いてると感じられる人がいたら、
なにかあった時に助けてもらえるように声かけしておこうと思ったとの感想がありました。

・高校受験の面接について
 会員の子ども達は、小学生がほとんどですが、高校受験の面接について、話題があがりました。
 言語聴覚士の手登根さんによると、読み書き困難の障害をもっている学生には、問題を聴いて口頭で解答するという試験のシステムが取り入れ始めているとのことでした。
 宮古島市には、四つの県立高校があります。後日、沖縄県宮古教育事務所へ市内の高校受験の状況を問い合わせたところ、毎年2月に中学校と高校の教師とで、連絡会を開き、受験への配慮を依頼するとのことでした。配慮の方法については、配慮の必要な生徒に対して、学校が日頃から取り組みを行っていることが前提で、その取り組み方法を活用し、受験するそうです。
 場面緘黙のある中学生がいる場合は、家庭と学校との連携がますます重要となってくると感じました。

・子どもが「何で、学校に行かないといけないの?」と聴いてきた時の対応について
 登校しぶりがある時の対応について、話し合いました。
「なんとなく、『みんなが行っているから』と答えた。確かに、子どもにとっては、勉強は得意ではないし、休み時間も遊んでいない。何もすることがない状況。この答え方でいいのか、迷う。」
「『大人になって、仕事や生活をしていくための練習だよ』と答えたことがある。」
「スーパーに買い物に行った時、『節約して買うにはどうしたらいいか、そんな時は学校の勉強が役立つよ』」
「あと、2日頑張ったら、休みだよ」
「子どもの意欲をみて、今は休みが必要な時か、頑張れそうな時か判断して対応している。」
など、会員それぞれの体験から対応方法があげられました。

 最後に、手登根さんから、ありがたいお話がありました。
 今回の依頼があった時、自分自身の中で緘黙に近い経験はどんな時であったかと今までの人生を振り返ってみたそうです。幼いころ、作文発表のため前に立って発表しようとした時、全員の目がこちらに向いていて、怖くなって一瞬声がでなかったことがあったと話してくれました。緘黙の子の感覚をご自身の経験の中から理解したいと思ってくださったことに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。また、今後もつながっていきたいと話してくださいました。
 
 手登根さん、大変お忙しい中、ご協力ありがとうございました。今回の集会は、支援者に入っていただくことで、為になる情報が得られ、さらに深みのある会となりました。今回の情報を、お互い、普段の生活に活かせていきたいと思います。今後もお世話になることが多々あると思いますが、よろしくお願いします。

 

H26.11.29(土)言語聴覚士さんとの情報交換会
※働く婦人の家(ゆいみなあ)で、集まりました。
2時間の予定でしたが、話は尽きませんでした
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活動報告⑫-1 H26.11.29(土) 言語聴覚士さんとの情報交換会

12月に入り、宮古島も寒くなってきました
今回は、市内の児童ディサービス「くまのみ」で勤務されている
言語聴覚士の手登根聖子さんをお招きして、情報交換会をしました。(会員5名参加)
大変有意義な内容となりましたので、2回に分けてご報告いたします。

 最初に、手登根さんの場面緘黙のあるお子さんへの支援の中で得られたことや、
緘黙の子に限らず、多くの子を支援されてきた中での気付きなど、お話ししていただきました。
 緘黙のあるお子さんの支援では、学校や保護者だけでなく、
地域の方々(祖父母・塾の先生など)全体でどう支援していくか会議を開き、知恵を出し合い、
『サービス等利用計画』を立て、役割分担やスッテプの組み方を確認していきました。
 この『サービス等利用計画』は、発達検査・診断を受け、児童ディサービスなど福祉サービスを利用されていることが条件になりますが、サービスを利用していなくても、
『支援会議』という形での会議開催の要望は、学校を通して実施することも可能であるため、
担任の先生と相談し、会議を開催することを提案されていました。
 実際に、手登根さんが参加された会議の中では、話せないことについて理解をしてもらうことから始められ、子どもが自分から言えるように負荷をかけるよりも、小さいうちにいかに周囲が子供の心を引き出すか、環境調整が必要であることを説明。そして、家庭でできていること、学校でできていることを確認し、家庭と学校の両方でできるように、支援方法のすり合わせを行ったそうです。

 また、手登根さんは、専門職としての立場から、第三者の役割についても話していただきました。
 学校以外で、第三者と信頼関係をつくることも大切。
 年齢によってもステップも変わってくる場合もあり、ステップを踏むには親でなくても、第三者であっても良い。担任の先生のほかにも、保健室の先生、図書室の先生、用務員の方にも、普段から声掛けをしておく。
 親にとって苦しい部分があるときは、第三者がその部分を担って、親に引き継ぐこともあるなど、
事例をあげながら話されていました。

 そのほかにも、学生の福祉体験受け入れを通してのお話しもしていただきました。
 手登根さんの勤務先である「くまのみ」では、学生の福祉体験を受け入れていますが、
学生たちにとって、この経験を単なる学びとするのではなく、いかに日常生活に持ち帰れるか・活かされるかが重要だと話されていました。
「まず、学生たちには、コミュニケーションについて考えてもらう。
言葉だけでなく、非言語での関わりは深い。
関わりの中で、ノンバーバルコミュニケーションの重みを感じてもらう。」
「学生たちは、子ども達を援助しようと思って体験にくるが、
施設に通い慣れている子どもたちのほうが、学生たちを施設案内したりする場面もあり、
お互いに助けたり、助けられたりの体験をする。
緘黙の子たちにおいても、立場を逆転させる機会を設けることも、一つの手段と思う。
福祉体験を通して、世の中は、通じて当たり前ではなく、通じないのが当たり前であること、
同じ障害でもその子なりの違いがあること、人それぞれに大変さがあることを学んでいく。
福祉体験の後、学生の通う学校と施設の子ども達と交流を深めている。
その学生たちにとって施設で体験したことは、仕事やこれからの人生に活かせていけると確信している。」

 続きは、明日の記事に掲載いたします。
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